日本には古来から、自然のもの全てに神が宿る八百万の神という考えがあり、地域の至るところに祠が存在します。
江戸・明治から平成と時代が下るなか、少しずつ神様の存在が失われつつありますが、「祀れば恩恵をもたらし、ないがしろにすれば祟るもの」という思いがあり、旧家には井戸神や稲荷などの屋敷神を祀り、屋内には神棚を置き神棚以外にも、台所の神、厠の神など様々な神様が祀られています。
個人で祀る神の他に、土合には村々で守られてきた神仏がありましたが、明治初めの神仏分離令で寺が潰され、明治末の神社合祀令で多くの神社が消えました。
今、土合の大きな神社は①西堀氷川神社、②田島氷川神社、③栄和東神社がありますが、この三社も近隣の神社が統合されるなど時代に翻弄されました。
①西堀氷川神社へは町谷の村社が合祀され、
②田島氷川神社へは関と鹿手袋の村社が合祀、
③東神社は道場・栄和・中島・山大久保と4村にあった村社が栄和字東で合祀され東神社が創られました。
しかし元あった鎮守の村社を分祀し、復活させた地域もあります。
いはら
土合地区社会福祉協議会
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